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2011年2月27日 - 2011年3月5日

ワイルド7映画化への意見(銃器類:その1)

さて、次はガンへのコダワリについて。

ワイルド7のメンバーはなかなか個性的なガンを使用しているが、同じ種類のプロップガンを用意するのは困難だと思う。

それを前提に、どうしたらガンで「ワイルド7らしさ」を出せるかを考えてみたい(もう決まっちゃってるとは思うけど、ファンとしてひとこと言わせて欲しい)。

まず主人公、飛葉大陸の使用するコルト・ウッズマン短銃身モデルとショットガンについて。

ウッズマンは22口径のオートマチック拳銃で、命中精度は高いが威力はない
短銃身としているのは「抜き打ち」を速くするための改造で、デメリットとしては射程距離が短くなっている(それを補うため、延長銃身のアタッチメントを持っている)。

ショットガンは、カウボーイの「サドルガン」(馬の鞍に装着したライフル)から発想された装備で、近距離では問答無用、必殺の破壊力を持つ

ウッズマンとショットガンの共通点は「短距離戦向き」ということで、この設定がストーリーの中に活きてくる。

ファンに最高人気のバトルシーン「地獄の神話」の「植物園の戦い」では、ライフル、マシンガンを装備した殺し屋「ライフルマン・ジョー」との対決が描かれるが、「長距離戦向きのガン(ライフル、マシンガン) vs 短距離戦向きのガン(拳銃、ショットガン)」という設定(戦いの構図づくり)が本当に見事だった。

(詳しくはこちら)
「植物園の戦い」から望月アクションの魅力を探る
http://wild7.jp/3866

これを「機動戦士ガンダム」で喩えると、近距離戦の絶対的な武器「ビームサーベル」が、飛葉の「ショットガン」に当たる。
主人公のメカは、やっぱり「近距離格闘戦向け」という設定の方が、ストーリーが盛り上がる。

「サーキットの狼」の主人公、風吹裕矢のマシンは、1600ccの「ロータス・ヨーロッパ」
非力だがコントローラブルなマシンで、大パワーのポルシェターボやカウンタックを打ち破る姿が実に爽快だった。

この「ロータス・ヨーロッパ」が、飛葉の「ウッズマン」に当たる。
主人公の操るメカは、「非力だがコントローラブル」の方が、ストーリーが盛り上がる。
主人公のテクニックや「戦術眼」がストーリーの中で活かせるから。

主人公のガンが「万能」だったらストーリーが作りにくくなる。

飛葉のガンが「低威力の短距離戦向き」だから、長距離戦向きのユキのドゥカティ(対戦車ライフル装備)やオヤブンのパイソン357マグナム(6インチの長銃身モデル)、両国のサイドカー(ロケット砲装備)という、仲間(チーム)が必要になって来るし、お互いにサポートし合う関係がストーリーに組み込める。

ガン設定もキャラクター設定の重要な一部分であり、望月先生はそのあたりのことも計算に入れて設定しているはずだ。

映画版のガン設定も、ぜひそのあたりを考慮して欲しい。

また。飛葉のウッズマンとショットガンには、象徴的な意味も含まれていると思う。

飛葉の魅力として、シャイな少年「飛葉ちゃん」と、ハードボイルドなワイルド7のリーダー「飛葉大陸」という、「強烈な二面性」を持っていることがあげられる。

「少年」と「ハードボイルド」。

この「少年」の部分を象徴しているのが「ウッズマン短銃身モデル」で、「ハードボイルド」を象徴する部分が「ショットガン」ではないかと思っている。

というのは、ワイルド7の続編で飛葉が持っているゴテゴテした拳銃(リブ付き銃身のもの)が、どうにも「飛葉」らしく感じられず、「なぜ飛葉らしく見えないのか?」と自問した結果、ウッズマン短銃身モデルの持つ「少年性」に気付いたからだ(←大げさw)。

僕が思うに、ウッズマン短銃身モデルの、あの小っちゃくてツルンとした「先っちょ」は、がきデカの「こまわり君」やトイレット博士のメタクソ団の連中が股間にぶら下げているモノに形態が酷似している。
つまりこれは「少年性の象徴」なのではないか...?

飛葉には、「飛葉らしいガン」を持たせて欲しいのである。

ショットガンは現代版らしく、ストックがフォールディングタイプだったり、あるいはセミオートのモノも良いだろう。基本的には何でも良い。

だが拳銃の方は、飛葉らしい「少年らしさ」を感じさせるシンプルな外観で、テクニックが活かせる、非力だがコントローラブルなモノ(小口径)でないと困る(もちろんオートマチック)。

それが満たされるなら、ウッズマンでなくても良いが、「ワイルド7らしさ」を出すには、銃身が露出したスタイルでなければならないだろう(結局、かなり限定されてしまう訳だが...)。

要するに、最近映画などで良く見かける、SIGやグロック、ベレッタM92とかじゃ、ぜんぜん「飛葉」にならないということなのである。「なぜウッズマンなのか」「なぜショットガンなのか」をキチッと考えてくれたら良いな、と思うのだ。

Hiba_woodsman

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ワイルド7映画化への意見(コスチューム編)

映画「ワイルド7」いよいよクランクイン。
北九州FC(フィルム・コミッション)のサイトに、エキストラの撮影スケジュールが載っている。
それによると、政治家などが集る大規模なパーティのシーンがあるようだ。

羽住英一郎監督最新作『WILD 7』エキストラ大募集!!
http://www.kitakyu-fc.com/whatsnew/index.php?id=49

僕の脳裏にはただちに「黄金の新幹線」終盤のパーティシーンが浮かんでくる。
ワイルドたちの本質は「猟犬=ドーベルマン」という鮮烈なイメージが刻みつけられる名シーンだ。
ぜひ映画で再現してもらいたい。


望月ファンが集れば、「ワイルド7の実写映画化はまだかな?」という話題が必ず出るものだが、それがいざ現実になると、ある種の怖さを感じるもの。
みんなこの作品が大好きで、映像化への期待がとても大きかったから。


もうクランクインということは、あの隊服、ガン、バイクがすでに完成しているということだ。
果たして、ちゃんとしたものが出来ているのだろうか...?

隊服は、かつてのテレビ版のように茶色だったりということはないだろうが(オリジナルは黒)、腰回りの装備(無線機などが内蔵されている設定)を「ワッカ」で代用するような簡略化した造りじゃダメだ。
あの部分は、ジャケットと別体で立体的な構造のはずだから、それをキチッと再現しないと。

設定は現代なので無線機(マイク・イヤホン部分)はヘルメットに内蔵となるだろうから、腰回りの装備の解釈は変るかもしれない。

しかし、あの腰回りの装備は隊服のデザイン上のアクセントだし、007的な「各種秘密装備」は少年の心をくすぐる要素なので、ぜったいに再現して欲しい部分である。

隊服の各所には、現代的にプロテクターが装備されるんじゃないかと思っている。


次にヘルメットだ。
現代の目で見ると気になるのが、チンカップ
飛葉たちのヘルメットには、三億円事件のモンタージュ写真のようにチンカップが装着されているが、チンカップは現在では危険性があるということで、自転車用のヘルメットでも許可されていない。

だからといってチンカップなしじゃ、しまらない。
そこでだが、すぎむらしんいち版ワイルド7トリビュートのように、チンガードを付けてみてはどうだろうか?
なかなか凄みが出てカッコイイと思うし、現代的なイメージも出ると思う。

すぎむらしんいち版ワイルド7トリビュート


今回の映画で、初めて「みそっかすのユキ」が映像化されるのでは?と期待しているのだが、他の隊員たちと違ってユキは基本的にノーヘルである。

これには「女性キャラだから顔を見せたい」ということのほかに、「髪の動きで躍動感を出したい」という表現上の理由もあると思う。

望月先生は、女性キャラのパンツの「シワ」の作画を決して弟子には任せず、すべて自分で描かれたそうだが、それは「女性のヒップの張りを表現するには、微妙なシワの表現が必要だから」という理由なのだそうだ。

そういう先生だから、ユキのノーヘルも「表現上の理由」というのもあり得ると思う。

ノーヘルでのバイクスタントは難しいかもしれないが、「ミッション・インポッシブル2」や「マトリックス・リローデッド」ではノーヘルでやっていたし、この2作にはない「揺れる髪の毛でによる躍動表現」にぜひ挑戦してもらいたい。

最高人気エピソード「地獄の神話」終盤の、モンスタートレーラー戦(画像)のような!

ワイルド7ユキYuki1
ワイルド7ユキYuki2


コスチュームに関する話だけで、こんなに長くなってしまった。
ガン、バイクに関する意見は別記事にしたい。

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