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トリビュート第4弾!! 神崎将臣編

ワイルド7の熱狂的なファンであり、ヤングキングの編集さんに自ら連絡を入れてトリビュート参戦を申し入れたという神崎将臣さんの登場だ。その意気や良し!

作品のオチは、「二代目ワイルド7」で、メンバーの「飛葉大陸」「ユキ」ら(外見ソックリ)の名はコードネームというもの。そう来たか!

...となると望月先生による外伝作品「ワイルド7外伝・優しい鷲」が思い浮かぶ。キング掲載時しか読んでいないので細部は覚えていないが、外見ソックリのメンバーを集める部分や、本作のラストで空港が舞台になるあたり「優しい鷲」に似ている部分があるようだ。

敵組織の名は「緑の狐」だが、これは「優しい鷲JJ」の「赤いキツネ」「緑のタヌキ」をもじったものだろう。「ワイルド7外伝・優しい鷲」はJJ連載開始の「前夜祭」的な位置づけだったので、今回のトリビュートは「外伝」と「JJ」を意識したものだったのかもしれない。なかなかマニアックだ!

「ワイルド」たちを見て悪人が叫ぶ「都市伝説のはずだ!!」は燃えゼリフだね。この辺も「外伝」を彷彿させる部分。「外伝」では、ワイルドの「幻影」を見たSS自衛隊の連中が腰を抜かして逃げ出すシーンがあったと思う。潜水艦基地や偽装原子力船をぶっ潰された、その記憶が秘熊一派のなかに強く残っていたのだろう。ワイルドのファンとしては、「無理もない!」と思ってしまう。

ここでふと頭をよぎったのが、司馬遼太郎「燃えよ剣」の最終局面。函館市街を単騎で進む土方は、長州兵士に誰何される。「名か」ふと考えた土方は「函館政府陸軍奉行」ではなく「新選組副長土方歳三」と答える。これを聞いた官軍は腰を抜かす。

すでに近代戦の時代になっていたが、「新選組」の名は伝説化していたんですなぁ...。いや〜燃えるシーンだ。そして、これは上記の「外伝」のシーンとイメージがピッタリ重なってしまう。またもワイルド7=新選組のイメージが...燃えるなぁ(笑)。

トリビュートに話題を戻そう。

今回の7人にもチャーシューがいないのである。「7+1のみっそかすユキ」で良いはずなのだが...。東本昌平版もそうだったし、「外伝」もそうだったしそういう流れなのだろうか。しかし、チャーシューはその実力や詳細はプロフィールなどが謎に包まれており、どうしても掘り下げて欲しいキャラクターなのだ。

掘り下げて欲しいのは主人公である飛葉もそう。望月作品の主人公の中で、飛葉ほど「自分語り」をしないキャラクターはいないと思う。飛葉の闘う動機は何なのか。悪への憎しみ、草波との信頼関係、恩義などが考えられるが、それらは明確に語られていない。最初にスカウトされた時、草波とどのような契りを交わしたのか。

飛葉はどんな犯罪を犯したのか。どんなワルだったのか。婉曲的にしか語られていない。飛葉の父親はどういう人物だったのか。飛葉の圧倒的な戦闘力、冷徹な判断力はどこでどのように身に付けられたものなのか。中学生時代に「外国で傭兵暮らし」レベルの経験があると思われるが、まったく説明がない。

意外かもしれないが、飛葉は謎の多い難解なキャラクターなのだ。だから、もっともっと掘り下げられるはず。トリビュートには、こういう未解明の部分に正面から切り込んで欲しいものだ。

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