巨人軍優勝とベイスターズのこれから
私は父譲りのアンチ巨人だけども、この優勝は良かったんじゃないか。この勝利には強烈な執念が感じられ、それを成し遂げたことを賞賛したい気持ちである。
先ほどから、私のこの感情は「何かに似ている」と考え続けていたが、ようやく思い付いた。強烈に組織票を展開し、第三者にとってはどうでも良いような「偉業」を達成するような行為、その達成感と同じ種類の「感慨」がそれである。
「すごいね。良かったね」という言葉しか思い付かない感慨。スポーツらしい清々しさはまったく感じられないが、偉業であることは認めざるを得ない。この勢いで日本一にまで登り詰めて欲しいと思う。その際も今日と全く同じ感慨を持つことになるだろうが、以前徳光さんがテレビで「巨人の優勝が最大の景気浮揚策」「日本の高度成長を支えたのは巨人」などと語っていたし、そんなことで現在の経済の先行き不安が払拭されるのであれば、ぜひとも日本一になって欲しいものだ。
巨人の逆転優勝にベイスターズが最後の最後になって貢献する形になった。
今年のおまえらは「シーズン100敗」の偉業達成でこそ目立つべきであって、ライバルは海の向こうのシアトル・マリナーズ(100敗超え)だろうが。こんなくだらないことで目立ってどうするのか。ファンとしては非常に悔しく、恥ずかしい思いで一杯である。
ベイスターズの今後についてだが、監督はメジャー出身者にしろ。新たなチーム作りはそこから始まるはず。誰しもそう考えるはずなのに、来季で決まっているのは「大矢だけ続投」なのだという。まったく異常で理解し難い状況である。大矢は長嶋、原に匹敵するようなスター監督なのか?あきれた選手たちの精神的な離反、そして三浦、相川のFA権利行使の可能性が高まっているそうだ。
ベイスターズのフロントは一体何を考えているのか...?
思い付くことといえば、創造・再生の前には徹底的な破壊が必要だから、来年は破壊の年にしようと画策している...くらいである。チームの全てを破壊した上でオオトリで大矢が退団(リトバルスキーのようなものだ)。大矢だけを残したのは、破壊を確実、円滑に進めるための策略ではないか。「破壊神シヴァ=大矢」「創造神ブラフマー=未来の大監督」という図式が思い浮かぶ。これから数年のベイスターズは面白くなるだろう。
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