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2011年1月 3日 (月)

「ウルトラQ」放送開始45周年!

あの「ウルトラQ」が放送開始45周年だそうだ。
正月早々の放送開始とは、当時の期待の大きさを感じさせるなぁ。

「ウルトラQ」放送開始45周年!
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20110102-720106.html


いまDVDで「Q」を観ると、大友克洋の「童夢」って「Q」の「悪魔ッ子」が元ネタじゃないかな〜?と思ったりする。

「Q」には、いろんな想像力を刺激する魅力があるね。

今観ると...ということで言えば、「東京氷河期」に出て来る「ペギラは南極が温暖化で住みづらくなって北極に移動する途中で東京に寄った」というくだりはとても興味深い。

1966年の時点で、「極地の温暖化」などという状況を思いつくものだろうか?
当時、こんなネタが考えられる気象変動があったのだろうか。興味が深まる。


このペギラと21世紀のホッキョクグマ、イメージが重なるな。
ホッキョクグマは、我々の都市に攻め込んできたりはしないけど...。
いろいろと考えさせられるよ。


作品的には、僕はこの「東京氷河期」が大好き。
大胆な省略を使って、これだけ密度の高いドラマを20数分に納めているのはすごい。

DVDの解説にあったが、ペギラによって真っ白に氷づけにされた東京は、街全体が炎に包まれた「東京大空襲のネガ映像」であると。

観賞のヒント、新たな視点を与えてくれる、すぐれた解説だ。感銘を受けたよ。


戦場に死に場を見つけられなかった元ゼロ戦パイロットのお父さんと、離れ離れになった息子のドラマがひとつの軸なのだけど、こうした人間ドラマと「大怪獣による都市破壊」という軸の2つがうまく重なった、怪獣ドラマの見本のような作品だと思う。

何回観ても泣ける素晴らしい作品だ。

あとは「五郎とゴロー」が素晴らしいと思う。
ラストシーンの後味の悪さと言ったら・・・。

悲劇性、後味の悪さは怪獣映画の王道のひとつだけど、「五郎とゴロー」はその最高峰に位置する作品だと思うね。

一般市民にとってはハッピーエンドなのだろうが、主人公の五郎青年にとっては?

巨大になっただけの、ただのサル、ゴローと、天涯孤独な聾唖の青年、五郎。
五郎青年には知的機能に遅れがあるようにも感じられる。

巨大化し、悪事はしなくても存在するだけで一般社会には邪魔物であるゴロー。
社会から孤立している青年、五郎。

社会の多数派である我々には、彼らの立場を本当に理解することはできない。
この深い「断絶」感が、ラストシーンの五郎青年の「叫び」によって表現されているなぁ...。

万城目たちシリーズの主人公が、こうした問題にまったく気付かずに「メデタシ、メデタシ」で終わっているところが何ともキツイ。

これがとても後に引くわけだが、いまはこういう話の作り方は難しいだろうね。


「ウルトラQ」のDVDは、最近は廉価版が出ていて買いやすくなっている。
シャープでクリアーな画像は、モノクロだけによけいに新鮮に感じる。

当時のテレビを模したメニューが、とってもレトロでハイセンス。
ぜひ観て欲しい!


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