« 新選組の「志」...松浦玲著「新選組」を素材に(1) | トップページ | なでしこジャパン アメリカに惜敗するもドイツ戦に手応え »

2008年8月17日 (日)

なでしこジャパン 明日、運命のアメリカ戦!!

準決勝の相手はアメリカ。FIFAランク1位の強豪であり、なでしこの選手、スタッフも「アメリカに勝つためにやって来た」と口を揃える宿敵だ。これまで20戦して未勝利だが、この壁を乗り越えてこそ日本女子サッカー、いや、日本サッカー界に新しい歴史が刻むことができる。今度こそ勝てる。そういう良い雰囲気が選手たちの間に漲っている。「負ける気がしない」との声も聞かれる。格上と戦う場合には、こうした精神的な優位性は非常に大切だ。気持ちで上回っていれば、ミスを恐れない大胆なプレイを続けられる。ビビったプレイをしたら、途端にやられるだろう。

なでしこジャパンは、ノルウェイ戦で5得点の大爆発FW大野忍に初得点も生まれた。続く中国戦は完璧な試合内容で、初の無失点勝利。そしてエースFW永里優季に待望の初得点が生まれた。大野が左足首を負傷したようだが、次戦出場には支障はないようだ。このように、なでしこジャパンは非常に良い状態でアメリカ戦を迎える。一方のアメリカはカナダ相手に延長戦を戦い抜いての辛勝。恐らく疲労はなでしこジャパンの選手たちの方が少ないだろう。グループリーグで対戦した際には0-1で惜敗したが、準決勝の対戦相手と事前に戦えたというのは、なでしこジャパンにとって有利だ。

アメリカ側も「この一戦に全てを賭ける」と語っており、油断はない。今回も個の力を活かしたカウンター狙いで来るのだろうか?ポゼッションサッカーを持ち味とするなでしこジャパンは、「引いて守って(ボールを回させておいて)カウンター」という戦術に弱い。男子もそうだったが、中盤で悪い形でボールを奪われ、スピードに乗った連動性のある攻撃を受けると失点のリスクが高まる。また、サイドのボールホルダーに数人が引っぱられてゴール前にコースを空けると、とんでもないミドルシュートがゴールを襲う。国内リーグでは考えられない射程距離と正確性を持ったシュートだ。適切なカバーリングと献身的なシュートブロックが必要になってくるだろう。ゴールキーパーの福元美穂には川口能活ばりのビックセーブが期待される。そしてセットプレイにも十分注意したい。まずは不用意にCKやFKを与えないようにすることだが、かといって中途半端なプレイは禁物。難しいところだが、慎重かつ大胆に守って欲しい。

一発勝負のトーナメント戦。90分をどのようなプランで戦っていくのか。アメリカは最初からカウンター狙いでアグレッシブには来ないのか。それとも裏をかいて序盤から攻勢を仕掛けてくるのか。まずは最初の5分間に注目したい。完勝した中国戦では、強力な相手FWにボールを入れさせないため、中盤のアグレッシブな守備と最終ラインの押し上げが功を奏した。基本的にはアメリカ戦もこの戦いで良いはずだ。ただし、中盤でのパスミス、悪い奪われ方は危険だ。パスを出す方、受ける方ともに堅実なプレイを心がけて欲しい。

ボランチの阪口夢穂は本来攻撃的な選手だが、このポジションでの成長が著しい。明日はまず守備の意識を高め、確実なボールさばきに徹して欲しいと思う。中国戦では惜しいミドルもあった。チャンスがあればまた狙って欲しい。

超絶テクニシャンで常に攻撃の起点となる宮間あや。明日も対面する相手選手を翻弄してくれるだろう。今大会はまだFKを直接決めていないが、そろそろ決めてくれると期待している。あれが決まればチームもさらにノっていけるだろう。中盤での守備も重要だ。体力的に本当に大変だと思うが、これをやらないとチームが勝てないので明日も頑張って欲しい。

安藤梢も守備を頑張ってもらいたい。先発で右サイドハーフを務めるが、90分の中でパワーダウンする時間帯が見られる。そこを克服した上で、持ち味であるドリブルで切れ込んでからのシュートを決めて欲しい。多くのファンが「アンちゃん」のゴールを待ち望んでいる。アンちゃんゴールが決まれば、ベンチも大変な騒ぎになるだろう

三度目のオリンピックを自身最高のものにしている澤穂希。「自分も点を取って勝ち進む」という宣言どおりに4試合で3得点という決定力を見せつけている。なんと現在得点ランキング1位である 釜本以来の大会得点王も夢ではない状況だが、ボランチという守備的なポジションに移ってのゴールゲッターぶりは素晴らしいとしか言いようがないし、このコンバートが成功だったことを物語っている。苦しい試合展開の中で先制点を奪ってくれるのは、いつも澤。明日の先制点もきっと澤からもたらされると信じている。

決勝トーナメントは90分で決着が着かない場合、15分ハーフの延長戦がある。Vゴール方式ではないので必ず前後半30分戦う。それでも決着が着かない場合はPK戦となる(3位決定戦は直後に決勝戦があるため、延長戦は行わず即PK戦となるそうだ)。明日の試合は延長戦突入はあり得ると思うが、たとえ延長前半に失点しても、後半にひっくり返すことも可能。延長戦にまでもつれ込んだ方が、なでしこジャパンにとって有利だと思う。追い込まれてから本領を発揮するのが、なでしこジャパン。どんな展開になっても最後まで応援し続けよう。

女子サッカー 結果
http://beijing2008.nikkansports.com/wnpa/FB/html/fbw400.html

|

« 新選組の「志」...松浦玲著「新選組」を素材に(1) | トップページ | なでしこジャパン アメリカに惜敗するもドイツ戦に手応え »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

日テレ・ベレーザ/女子サッカー」カテゴリの記事

サッカー」カテゴリの記事

なでしこジャパン」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: なでしこジャパン 明日、運命のアメリカ戦!!:

« 新選組の「志」...松浦玲著「新選組」を素材に(1) | トップページ | なでしこジャパン アメリカに惜敗するもドイツ戦に手応え »