« アントにアクセラレーターキット装着 | トップページ | EGWORD,EGBRIDGE...志ある限り。 »

2008年1月30日 (水)

女子ワールドカップ2007での印象的な得点

先日の記事「グラビア誌sabraに宮間あや選手が登場!」に一部誤認があったので訂正しておいた。

グラビア誌sabraに宮間あや選手が登場!

「世界戦でFKからの得点は初」と書いたのだけど、実際の記述は「W杯でのFKからの得点は初」だったわけね。

宮間選手はイングランド戦でFKから2得点し、チームはギリギリのところで引き分けに持ち込んだ。で、この記事はそのFKの話を中心に進めているのだけど、私はそのことに違和感を覚えていて、記事で言いたかった部分もそこ。

初戦イングランド、第2戦アルゼンチン、第3戦ドイツ...男子だったら如何ともし難いであろう、死の予選リーグ。でも日本の女子は男子よりもランキングが上位なので、イングランドには十分勝利可能、アルゼンチンには大量点での勝利可能(むしろ義務)、ドイツには当たって砕けろ、という戦前方針だった。ドイツ1位、日本2位で抜けろ、ということね。

FIFA 女子ワールドカップ 2007(スポーツナビ)
なでしこジャパン 2007年試合結果(サンスポ)

今思えば、この試合順がガンだった。初戦が当たって砕けろ、第2戦で爆発、余勢を駆って第3戦で勝利。このシナリオは十分可能だったはず。キモは戦力拮抗のイングランド戦だったのだが、これが初戦に来てしまった。
どんな強豪チームでも初戦は苦しむもの。なでしこジャパンも初戦イングランド戦は終始押し込まれ、パスが繋がらなかった。そんな中、宮間のFKで先制し、行けるか!と思ったところが、後半の後半から連続失点を許し逆転される。そこをロスタイムにまたも宮間がFKを直接決めてギリギリで引き分けに持ち込んだ。

視聴者的にはすっごく盛り上がる展開だし、宮間のFKは見事としか言いようがなかった。でもチームは勝たなくてはならない試合を落としてしまい、ドイツ戦での勝ち点が必要となってしまった。
試合後の宮間もその辺はすごく良く分かっていて、インタビューでFKの感想を聞かれると、まず、良い位置でファウルをゲットした選手を讃え、笑顔はなかった。

こういう経緯の得点だから、本人としてはあまり思い出したくないことだと思うんだけどな...。新しいFK技を研究する中でトッティのキックに影響を受けたと言う話は、面白いと言えば面白いけど。

この大会でチームは3得点したんだけど、残りの1点はアルゼンチン戦の永里。これも後半ロスタイムの劇的ゴールだった。取り上げるとしたら、私だったらこの1点の方を選ぶね。ベレーザ選手がチャンスメイクして、ゴールも決めたから...というわけではなく。

なでしこジャパンのエースFWは荒川、永里、大野だけれども、代表ゴール数でも国内リーグ戦個人タイトル(得点王)でも永里、大野は荒川をすでに超えている(荒川は得点王をまだ獲っていない)。
しかし荒川のアテネ予選、本選、北京予選での決定的な仕事(得点)ぶりは「真のFWとは何だ」という問いへの回答という気がするし、だからこそ国民の知名度も高い(風貌とキャラクターのせいもあるが...)。

こういう「何か持っている」選手がライバルというのは非常に脅威だと思うし、特に永里はいつもこの壁と闘っているように見える。永里は次代のエースFWとして期待されているのだけど、これまでは「大舞台での1点」がどうしても獲れなかった(格下とか相手が不調の際には大量点をかますのだが)。

このことについては当人も相当悩んで来たと思うが、ついに、それを払拭する決定的な仕事をアルゼンチン戦で成し遂げることが出来た!得点の時間帯には荒川も出ていたし、その荒川より先にGKのこぼれ球に詰められた。これも大きいと思う。この得点で永里が一皮脱皮できれば、なでしこジャパンにとって非常に大きいことだと思うんだよな〜。でも、まぁ、FKのようなテクニカルな話の方が書きやすいし注目も集めるわな...。

この大会で痛感したのは「大会の戦い方の難しさ」。実力を効果的に発揮しないと大会は勝ち進めない。なでしこジャパンはずっとこの問題を抱えているが、戦術面やフィジカル面などチームの総合力が問われる部分でもある。
ロスタイムに2得点するという精神力、集中力は十分見せてもらった。去年のグループリーグ敗退という悔しさは、今年のオリンピックで絶対に晴らして欲しい。

|

« アントにアクセラレーターキット装着 | トップページ | EGWORD,EGBRIDGE...志ある限り。 »

日テレ・ベレーザ/女子サッカー」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。