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2005年6月 9日 (木)

WWDC2005:インテルSwitchについて

WWDC2005で、MacのCPUがPowerPCからインテル製CPUにスイッチすることが発表された。事前に新聞記事で流布されていたし、噂はかなり前からあったので驚きはなかった。むしろ山下大ちゃん化しつつあるジョブズの姿の方にショックを受けた(笑)。大ちゃんFLASH

MacのCPUスイッチは10年ほど前のPowerPC以来のこととなる。この時はOSのネイティブ化が完全でなく奇跡的なエミュレーターの搭載によって何とかしのぐことができたが、以前の68k並みの体感速度を出せるようになるまでにしばらくかかった。

今回はMacOSXの最初のリリース時(5年前)からインテルCPUのバージョンも開発していたそうなので、来年出るというインテルCPU搭載Macは、最初から違和感のないレベルとなっているだろう。CPUの変更に伴うアプリケーションソフトの書き換えは簡単らしく、今後のMac用アプリケーションは両方のCPU向けのバージョンが1枚のCDに収められることになるそうだ。

ただ、2007年までに完全にインテルCPUに移行する、というニュースはどう受け止めたら良いだろう。この先、G5搭載のデスクトップやサーバー製品の買い控えが起きるような気がするのだが...。アプリケーションの移行がアップルが言う通りにスムーズに進んだとしても、特に法人ユーザーは不継続が決まっている製品の導入には躊躇すると思う。またインテルCPU搭載Macが出ても、法人ユーザーはすぐに導入には踏み切らないだろう。しばらくG5も併売して行けば良いのに...と思うのだが、この思い切りの良さはいかにもアップル(ジョブズ)らしい。

MacOSXインテルCPU版は、DOS/Vマシンでは動かないそうだ。現在でもアップルの主な収入源はハードウェアからのものなので、そこら辺のDOS/VマシンでMacOSXが動いたらマズいのだ。しかし、いつかアップルがハードの生産から撤退する時が来るという観測もある。iPod、iTunes Music Store の成功を通じてブランドイメージが確立したので、インターネットコマースが経営の軸になり、OSやソフトウェアのベンダーとして、また.Macなどネットワークサービスのプロバイダーとして進んで行くという予想だ。

ただ、アップルと言えば工業デザインの雄というイメージがあり、製品デザインとブランドイメージが直結している。以前のようにMac互換機が現れたりDOS/VマシンでもMacOSXが動くようになればラインアップは多様になるが、アップルのブランドイメージは低下してしまう。やはりこの先もMacの製造はアップルが独占して行くのだろうか?

インテルCPU搭載MacでWindowsが動くようにできるらしい。アップルとしては、少なくともWindowsが動かないように細工をしたりはしないそうだ。Virtual PCのようなソフトウェアによるエミュレーターではないから、これはそのままWindowsマシンとしても使える。逆にVirtual PCのように両OSを同時に立ち上げて行ったり来たりすることはできないはずだが、ユーザー切り替えの感覚で両OSを切り替えて使えるようにできるユーティリティが出て来たら、それは「神」と呼ばれるだろう...。

次期MacOSXは「Leopard」と呼ばれるそうだ。ネコ科シリーズな訳だが、パンター、ティーガー、レオパルド...と要はドイツ戦車シリーズなのである。いいのか?昔日産車で「Leopard」と書いて「レパード」と読むのがあったが、今度のOSの読みはどうなるのだろう。

今回のCPUスイッチはかなりの冒険と映るが、将来を見越して必要に迫られて判断したことなのだろう。小さくてハイパワーのPowerBookはどうしても欲しいし...。一番のリスクは、DOS/VマシンでMacOSXが動くようにクラッキングされてしまうことではないか。万全のつもりで対策を施すだろうが、果たしてクラッカーに勝てるのか。これが大々的に使われると、アップルのビジネスモデルが崩壊してしまうが...。

今後インテルCPU搭載MacとPowerPC搭載Macはどうやって識別するのだろう。「インテル入ってる」のシールで識別するというのはゴメンだ...。どうせなら筐体デザインごと変えてしまって欲しいものだ。

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